メガネを日常的に使用していると、気がついたときには鼻当て部分が緑色になっていて驚くことがありますよね。
一度気がつくとやっぱり気になってしまいますし、
どうしたら取り除けるのか悩んだ人もいるのではないでしょうか。
鼻に直接触れている部分であるだけに「まさかカビがはえた?」と
洗ってみたり、拭いてみたりといろいろやっても取れない!なんて経験も。
実は、汗や脂がメガネの鼻当ての緑青の正体は『サビ』なんです。
この緑青のサビをどんな風にすれば取り除けるのか、
その原因を知ってしっかり対処しましょう。
この記事では、メガネの鼻当てについていくつかの項目にわけて紹介していきます。
メガネの鼻当てが緑になるのはなぜ?原因と対策を解説
メガネの鼻当てが緑になっているのを「えっ、カビ?!」と勘違いする人もいるようです。ですが、この緑のものは『緑青』と呼ばれているサビの一種。金属部分が空気・水分に触れ、使っているうちに酸化したことが原因となっています。たとえば、洗面台の蛇口周辺やシャワーをかけておくフックなどが金属の場合は、緑青になっていることも少なくありません。メガネの鼻当て部分は直接鼻に触れているので、汗や皮脂などによって酸化してしまうみたいです。
ちなみに、見た目的にあまりきれいな感じではないため、「健康に害が出るのでは?」と心配する人もいますが、緑青については無害であるとわかっているので安心してくださいね。対策として、可能であればマメに汚れを拭き取ったり、メガネ屋さんで使用できる超音波洗浄機で洗浄するという方法をとるのも良いでしょう。
メガネの鼻当てが緑になったら?JINS・眼鏡市場・Zoffの対処法
代表的なメガネ屋さんとして、「JINS」「眼鏡市場」「Zoff」があります。この3つで紹介されている緑青対策についてですが、「JINS」では、緑青の対策として『鼻当ての交換』をおすすめしています。保証期間を問わず、無料で交換してもらうことが可能なので、JINSでメガネを購入した人は緑青が発生したときには、鼻当てを交換してもらうと良いかもしれませんね。同じく「眼鏡市場」でも、『鼻当ての無料交換サービス』を行っています。鼻当ての交換は緑青だけではなく、鼻に鼻当ての跡が残ってしまったり、メガネがずれたりするときにも交換してもらえるそうなので、相談してみてくださいね。
「Zoff」では購入したメガネの無料メンテナンスを行っており、鼻パッドについても無料交換してもらうことができます。また、クリーニングも無料メンテナンスのひとつになっているので、緑青対策として定期的にしてもらうのも良いのではないでしょうか。ちなみに、一部のフレームと鼻当てが一体になっているタイプは鼻当てのみを交換することはできない、とのことなので覚えておくと良いでしょう。
メガネの鼻当ての緑青の取り方は?掃除には重曹が効果的!
メガネの鼻当ての緑青が出たときは、先にも書いたように購入したメガネ店に相談して、鼻当てを新しいものに交換してもらう方法がおすすめされています。メガネ屋さんに持っていき、洗浄をお願いしても、緑青の状態がひどければ洗浄のみですべてを取り除くのは難しいそうです。その場合、新しいものと交換するか、フレームごと新しく購入するかを選択しなければいけません。
ただ、ちょっとした緑青であれば自分で取ることも可能です。メガネシャンプーか中性の食器用洗剤を水で薄めて即席シャンプーを作り、歯ブラシなどで洗うと良いそうです。シャンプー以外では、重曹を使う方法もあります。重曹をぬるま湯で溶かし、綿棒や歯ブラシなどをそれにひたしてから緑青をこすって洗う、という方法です。このとき、できるだけ優しくこするようにして、強く擦らないように気をつけましょう。どの方法でも、洗った後はきれいに洗剤や重曹などを洗い流し、乾いた柔らかい布やティッシュなどで水分を拭き取っておくのがポイントです。
鼻当てなしのメガネってどうなの?快適さとデメリットを比較!
メガネの鼻当ては、『鼻にパッドを当てることでメガネがずれないように支える』という役割があります。ただ、最近は鼻当てなしのメガネもあって、そのメガネは見た目もスタイリッシュで素敵です。鼻当てなしのメガネはつけ心地が軽く、すっきりした印象が特徴だといいます。また、女性の場合はメイクをしている人も多いため、鼻当て部分のメイクが落ちてしまうこともあるのではないでしょうか。鼻当てなしメガネはそういった心配もないので、外出用に鼻当てなしのメガネを使用するのも良いかもしれませんね。鼻当て部分の跡もなくなるため、長時間メガネをかけている場合にも良いとのこと。
デメリットは、鼻当てのあるメガネと比較すると安定感が多少劣るという点でしょう。支える部分が一カ所なくなるため、頬骨と耳の上という2ヶ所のみで支えなくてはいけなくなります。また、値段も高め・種類も少なめというデメリットもあります。自分に合ったサイズがない、好みのデザインがないとマイナス点があるということです。
メガネの鼻当ての種類、選び方のポイントを徹底解説
メガネの鼻当ては、2種類あります。鼻当てが独立している「クリングスタイプ」、フレームと一体になっている「フレーム一体型」です。鼻が低い、いつも鼻当ての跡が気になるなどの悩みがある場合は、調整できるクリングスタイプがおすすめされています。緑青が出たときに交換したり、鼻当てのフィット具合を調整したりしたい場合、こちらの種類であれば可能です。ちなみに、フレーム一体型でメガネがずれる場合は、別売りしているセルシールというシリコン製のシールを鼻当てに貼ることで調整できる場合もあるんだとか。
フレーム一体型はクリングスタイプと比較すると、鼻当て部分が丈夫です。特にお子さんがいる場合、遊んでいるときにメガネにぶつかって鼻当て部分が壊れてしまうこともあるようです。フレーム一体タイプは、鼻当て部分が破損しにくいというのがメリット。ただ、鼻当て部分の傷や汚れが気になっても部分的に交換できないのが気になります。どちらが自分に合ったタイプなのかを考えて、自分にあったメガネを見つけましょう。
メガネの鼻当てには、緑青と呼ばれるサビが出ることが珍しくないということがわかりました。メガネのパーツには金属が使用されているので、この問題は避けられないことだといって良いでしょう。ただ、普段からマメに洗浄しておけば、緑青の発生率を下げることも可能なので気をつけてケアをすることをおすすめします。もし緑青が発生した場合は、クリングスタイプであれば新しいものに交換できます。鼻当ての交換は無料で行っているメガネ屋さんも多いので、問い合わせてみると良いでしょう。自分で緑青のお手入れをする場合は、メガネシャンプーや重曹で優しく擦り落とすのもひとつの方法。
自分でできることをやってみて、どうしても無理そうならプロに相談すると良いでしょう。メガネは毎日使うものなので、こまめに確認をしてケアをしてくださいね。