京都は春になると美しく可憐な桃色とその歴史ある風景がとてもマッチして、素晴らしい姿を見せてくれます。ですが、「せっかく京都に来たのにまだ桜はつぼみだった」なんて経験ありませんか?京都へ行ったときに桜を堪能することができるように、京都の桜が満開になる時期の予想をチェックしておきましょう。おすすめの桜満喫コースを一日・半日それぞれのコースでも紹介します。京都は歴史があるので、地元民がゆっくりと楽しみたいときのために秘密にしている桜の穴場スポットなどもあるんですよ。今回はそんな「知っておくと得をする桜の穴場スポット」もお伝えします!また、ご家族でもお花見をゆっくりと楽しむことができるように「子連れでお花見をするときの必須アイテム」も紹介しているので、ぜひご確認ください。家族でも友人同士でも一人でも、満開の桜を堪能したい人が知っておくと良い情報ばかりです。
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京都の桜満開はいつ頃は予想がしりたい!過去の満開時期は?
2023年、京都の桜開花予想は3月27日、桜満開予想は4月3日になっています。平年の桜開花予想は3月26日、満開予想は4月4日なので2023年はだいたいこれまでと同じ時期に満開になることが分かります。京都で過去に最も早かった桜開花時期は2001年の3月18日、平年よりも10日も早い時期の開花でした。逆に、桜開花が最も遅かった桜開花は1984年の4月9日です。平年よりも12日も遅かったこの年は、気温がなかなか上がらなかったこと、陽射しの入り方なども開花時期に影響があるようです。過去の満開時期を参考にして、自分たちが見に行きたい桜が見える場所の開花時期をいろいろと予想してみるのもいいかもしれませんね。予想はあくまでも予想なので、もしかしたらもっと早くきれいな桜が見られるかも!と考えるとなんだか春が来るまでわくわくしてしまいます。
京都の桜満開がみたい!おすすめのコースは?一日コースはこちら/
桜満開の京都を満喫したい人におすすめの一日コースは、蹴上インクラインから始めましょう!早朝7時ごろの蹴上インクラインならほかの人もあまり見かけることはないので、ゆっくりと桜を見て過ごすことができます。8時ごろには南禅寺や水路閣を散策、疲れたらブルーボトルのカフェがあるのでそこで一休みするのもおすすめです。南禅寺は24時間いつでも境内に入ることができるので、ちょっと早めに来てゆったりとした時間を持つのも良いかもしれません。9時30分ごろに平安神宮へ到着するようにし、事前予約をしておいた岡崎疏水の十石舟に乗船して水上からのお花見をするのも素敵ですよね。その後は徒歩で知恩院へ、13時30分ごろには到着するのでそこからは知恩院の素晴らしい建築と桜のコラボレーションを堪能しましょう。さらに移動して14時30分ごろ、円山公園の有名な祇園しだれ桜を見ながら休憩。徒歩で高台寺へ移動すると16時ごろには到着します。徒歩で進んで17時30分ごろに八坂の塔、18時30分ごろに清水寺へ到着して『清水の舞台』から夕暮れの美しい桜と夜景を楽しんでください。
京都の桜満開が見れる?おすすめコース、半日コースはこちら/
一日中、京都の桜を満喫できる時間がない!という人には半日程度でも十分楽しめるコースを紹介します。平安神宮からスタートしゴールのインクラインまで、所要時間はトータル4時間程度のコースになります。JR京都駅から市バスで京都会館美術館前まで行き下車、バス停から平安神宮までは徒歩2分ほどです。平安神宮から徒歩で15分程度の距離にある金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)へ行って桜を見ましょう。広大な境内では、いたるところで桜が咲いています。特に境内東側にある桜並木は映画撮影でも利用されていることでも有名です。そこから、さらに徒歩で約10分進むと哲学の道へ。日本の道100選にも選ばれている人気の散策路は、満開時になると桜のトンネルを見ることができると評判です。疏水を桃色の花びらが埋め尽くす風情たっぷりの光景も見どころです。ここから5分進むと、日本三大門の1つである三門や琵琶湖疏水の水道橋が有名な南禅寺に到着します。見応えのある桜をゆっくりと堪能して、蹴上インクラインまで徒歩で5分ほど進みましょう。こちらの線路上には桜がせり出して桜のトンネルができているので、まるで桜の王国のようです。
京都 桜満開が見れる穴場スポットはどこ?~隠れ名所~
京都には、たくさんの桜の名所と言われるところがあります。美しい桜を堪能できる名所を巡るのも素敵ですが、地元の人にしか知られていないような「穴場スポット」も知っておくと静かにゆっくりと桜の姿を見つめていることができますよ。
洛中エリア・洛東エリア・洛西エリア・洛南エリア・洛北エリアの5つに分けて、それぞれおすすめの桜の穴場スポットを紹介します。
まず、「洛東」エリアなら「毘沙門堂」です。京都市山科区に位置する天台宗の寺院で、宸殿前にある直径30メートルもの枝張り、樹齢150年以上の「毘沙門しだれ」は見応えがあります。
「洛西」エリアなら京都市右京区にある仁和寺、中門内の西側で見られる「御室桜(おむろざくら)」は迫力満点ですよ。
「洛北」エリアなら大原エリアに佇む三千院、奥の院にある枝垂桜がおすすめです。
「洛中」エリアではいけばな発祥の地である六角堂にある「御幸桜(みゆきざくら)」、「洛南」エリアには極楽浄土を再現している「平等院鳳凰堂」の池周辺にある枝垂れ桜やソメイヨシノなどは必見です。
京都 桜満開のお花見、子連れの場合、持ち物は?
お子さまと一緒にお花見を楽しみたいとき、持っておくと良い必須アイテムにはどんなものがあるのでしょうか?それは、「レジャーシート・ブランケットや毛布・子供の着替え・ベビーカー」です。
レジャーシートは、できれば大き目で厚みのある生地のものを用意しましょう。薄いシートだとお尻が冷たくなってしまうので、子供が座っても冷えないタイプを探すといいです。
ブランケットや毛布は肌寒くなったときに肩にかけたり、子供が電池切れしたかのように眠ってしまった際にもかけられます。大人たちのクッション代わりに、お尻の下に置くのも良いかもしれませんね。
子供の着替えはご機嫌で動き回る子供が汗をかいたときに着替えさせたり、汗で冷えてしまったときに着させるアウターなどを用意しましょう。圧縮袋に入れて持ち歩くと、そこまで邪魔にならないのでおすすめです。
また、ベビーカーはまだ小さなお子さまが一緒のときは必ず必要になります!荷物置きとしても役立ちますし、お子さまが眠ってしまったときにもそこで寝させることもできますよね。
まとめ
京都の歴史とその時期しか見ることができない美しい景色、その姿はこれから先も何度も見ることができるかもしれませんがきっと毎回違う美しさを感じられるでしょう。桜の満開予想は毎年似たような時期なので、「だいたいこのくらいだろう」と想像できる人もいるかもしれませんよね。ですが、遠方から京都へ旅行へ来たり、お花見をしたくて名所などを訪れる人たちにも春の美しい京都を堪能してもらえるように、桜の満開予想は毎年確認しておくことをおすすめします。地元の人に人気の隠れた名所などは、この記事に載せたもの以外にもたくさんあるそうです。なので、いろいろと地元の人が言いたくない桜の穴場スポットを自分で探してみるのも楽しいかもしれませんよ?毎年訪れる桜の季節、その年の桜はその年にしか見ることができないものです。京都の春を満喫したい人は、ぜひ一度行ってみてくださいね。