肌が敏感なのか、市販の化粧水で合うものがみつからなくて、化粧水選びに苦労している方はいませんか？「お試しの化粧水をこれまでいくつ使ったかわからない」という方、そんなときには皮膚科で自分の肌に合った化粧水を処方してもらいましょう。専門知識を持った医師に診察してもらって処方される化粧水なら安心して使うことができますよね。実際、皮膚科で処方された化粧水を使ってみたら肌荒れが改善された方もいるようです。市販の化粧水よりも肌に合わない可能性は低く、もし合わなくても改めて相談することができるので安心です。
ただ、皮膚科で処方してもらいたくても料金や手続きがわからなくて行動しにくいと感じている方もいるようです。そこで、この記事では皮膚科で化粧水を処方してもらうための方法などを紹介していこうと思います。化粧水選びで悩んでいる方、皮膚科ではどんな薬を処方されることがあるのか気になっている方はぜひ参考にしてください！
皮膚科で化粧水を処方してもらうには？手続きとポイント解説
皮膚科で処方してもらう化粧水は、「処方せん医薬品」や「医療用医薬品」と呼ばれます。これらは医師の診察を受けなければ処方してもらえないので、まずは皮膚科で直接受診するか、オンライン診療で診察してもらわなければいけません。ただし、治療目的ではなく美容目的で処方してもらう場合は保険適用にならないので注意しましょう。
たとえば、市販の化粧水が肌に合わず、肌荒れが生じたという理由で受診した場合、治療の一環として化粧水を処方してもらえる可能性があります。処方せんを薬局に持っていけば、薬剤師さんが薬と同じように確認をしてくれるそうです。処方された化粧水にはどんな成分が配合されているのかは、その人によって異なるのできちんと確認してくださいね。同じ皮膚科を受診したからといって、同じ成分の化粧水を処方されるとは限らないので、他人に譲ったりは絶対にしないこと！お薬と同じで、これは注意しましょう。
皮膚科で化粧水と一緒に処方される薬ヘパリン、ヒルドイド、ビーソフテンの効果は？
皮膚科で化粧水を処方されたとき、お薬が一緒に処方されることがあります。その種類は、ヘパリン、ヒルドイド、ビーソフテンが多いということです。ヘパリンはヒルドイドのジェネリック医薬品で保湿に優れているほか、血行促進や抗炎症作用を期待できるのが特徴です。主に乾燥が原因の肌荒れに悩んでいるときなどに向いているのだそう。ヒルドイトとほぼ同じ成分でできているため、ヒルドイトを処方されたときと同じ効果を期待することができます。
また、ビーソフテンもヒルドイドのジェネリック医薬品であり、高機能な保湿、血行促進効果を期待することができるのだといいます。ヒルドイドは少しとろみがありますが、ビーソフテンやヘパリンはさらっとしているのが特徴です。そのほか、ヒルドイドよりも比較的安価で処方されるというのも良い点だといえます。どちらを使用する場合も即効性を期待できるわけではないため、継続的に使う必要があるので覚えておきましょう。
皮膚科で化粧水を処方してもらう場合の値段相場をチェック！
皮膚科で処方してもらう化粧水は、そのクリニックや使用されている成分などによって価格が異なります。いろいろな病院やクリニックの皮膚科で処方されているものを調べてみると、化粧水は1本当たり2,000円から3,000円前後で購入できるものもあるようです。化粧水の処方が「治療に必要なである」と判断されれば保険適用になるのでほんの少し安くなるみたいですね。ただ、先にも書いたように美容目的で処方した化粧水は保険適用外となるので、全額自費で支払うことになります。
処方される化粧水のなかには、1本当たり500円から1,000円ほどの安いものもあるそうですが、皮膚科にはドクターズコスメやメディカルコスメを販売しているところもあり、そちらを勧められる場合もあるとのこと。ちなみに、こちらは処方される化粧水よりも数千円ほど高くなっているので納得できた場合でなければ断って大丈夫ですよ。
皮膚科で処方される化粧水、ニキビ予防効果と注意点を解説！
皮膚科で処方してもらえるニキビに効果的だといわれる化粧水は、ヒルドイド、ヘパリンやビーソフテンなどを使用したものだそうです。この3つの共通点は、ヘパリン類似物質が成分だということ。血行不良の改善、保湿、肌の炎症を改善する治療の一環として使うことができます。
ニキビの原因のひとつとして肌の乾燥があげられますが、敏感肌の場合は肌への刺激で肌荒れになることでニキビができることも！そういった状態の肌に対する治療法として、ヘパリン類似物質配合の化粧水が処方されます。1日1回もしくは必要に応じて数回使えばよいのですが、入浴後すぐに使うのが良いそうですよ。注意点は化粧水とはいっても医薬品になるので、めったにないとはいえ、副作用が出るケースもあることです。副作用は皮膚に刺激を感じたり、発赤したりなどがあります。そういった症状が出たときには、すぐに医師に相談してくださいね。
皮膚科で処方される化粧水と併用する乳液、時間がないから代用品とネットで買いたい！代用品は？
「皮膚科で処方される化粧水が欲しいけど、受診する時間がなかなかとれない！」という方もいますよね。そういうときは、皮膚科で処方されているのと同じ成分であるヘパリン類似物質が配合されている化粧水を市販で購入することをおすすめします。医薬部外品として販売されているものなら、安いものであれば100mlほどが1,000円前後で購入することが可能です。200ml入りの化粧水でも1,500円前後で販売されているので、気になる方はそれを買ってみるのも良いでしょう。
ヘパリン類似物質が配合されている化粧水は、Amazonや楽天市場など大手ショッピングサイトでも購入できます。Amazonや楽天のポイントがある方は、そのポイントを利用すればお得に購入することができるかもしれませんね。どんなものがあるのかと探してみると、健栄製薬の「ル・マイルド化粧水」、日本ゼトックの「ヘパトリート薬用保湿化粧水」、コジットの「ヒルセリンローション」などをみつけることができました。どれも好評のようなので、ぜひ手に取ってみてください。
皮膚科で化粧水を処方してもらうのに必要なことは、「皮膚科を受診すること」「治療目的であること」だといって良いでしょう。肌荒れや肌のトラブルを改善するために必要なものなので、保険が使えるようです。美容目的でも化粧水を処方してもらうことができますが、こちらは保険適用外となるのでそれは理解した上で診察を受けてくださいね。治療目的というのは、たとえばニキビ肌や乾燥肌、肌荒れなどの改善のことを指します。
肌荒れで悩んでいる方、美容目的で診察を受けたい方のどちらも専門家である医師がしっかりと肌の状態を確認してくれます。なので、それぞれの肌にあった化粧水を処方してくれるでしょう。もちろんすべての患者さんに皮膚科の化粧水が合うのかというとそうではないということです。都度、それぞれにあった化粧水というのはあるので皮膚科で処方されたものをきちんと使い終わって、それでも改善が見られない場合は市販の化粧水で自分に合いそうなものをお試ししてみるのも良いかもしれませんね。
