カラーバリエーションが豊富なこと、モルタルよりもツヤがあることなど、
見た目の仕上げの良さなどから、モールテックスは左官仕上げ材として
人気が高い商品として知られています。
しかも、モールテックスは表面の強度も高いため、
丈夫で長持ちするという意味でも人気があるのだそう。
ただ、モールテックスにもメリットだけではなく、デメリットがあります。
それらを知っておくことで、どんな風に使うのか、使ったら良いのかを確認することができます。
この記事では、口コミや評判などを参考に実際のモールテックスは
どんなものなのかをお伝えしていきます。
DIYに興味がある方、モールテックスを使ってみようと考えていた方など、
興味がある方はぜひ読んでみてください。
モールテックスの後悔ポイントとは？口コミと評判をチェック！
モールテックスを実際に使った方の体験談を調べてみると、
「とにかく施工は時間に余裕がないと失敗しやすい」というものがありました。
どんな施工でもそういう面はあるかもしれませんが、
モールテックスは施工する面全体を塗らなければいけません。
なので、焦って塗り残しがあると、乾いた後に塗りムラが目立ってしまうことがあります。
ほかの口コミでは、
「あえて濃淡が出る塗り方をしてもらったのに、うまく濃淡が出ていなかった」
という声があるようです。
この濃淡が出る塗り方は『フレスコ塗り』という技法だそう。
この塗り方は業者の意見を読んでも、
とても高い技術が必要な塗り方なんだとか。
濃淡が出ていないのは塗り方に失敗しているからだと考えられます。
また、失敗してしまうとみた目だけではなく、
塗ったときの段差に汚れやホコリがつきやすくなるという影響もあるそうです。
やはりプロのなかでも得手不得手というものを確認した上で、
アイテムを使うことが大切なのだとわかりますね。
モールテックスのダイニングテーブル、汚れや油じみ対策は？
大切にしている家具のなかに、モールテックス仕上げのダイニングテーブルを
使用している人もいるのではないでしょうか。
こういった商品は簡単に汚れがとれるよう、
一般的には保護加工をしてから店頭に並べているそうです。
オイル仕上げの浸透性タイプ、ニス仕上げの被膜性タイプがあり、
オイルやニスそれぞれ数種類のなかから合ったものを選んで塗っているとのこと。
モールテックスの上に油汚れや油じみができないようにするには、
可能であれば毎日水に溶かした保護材でテーブルを拭いて乾燥させるのが効果的！
もし、水でのばさずに原液で使った場合はモールテックスの保護材になるということです。
モールテックスはお手入れをしないと油じみや水分などが徐々に浸透して
汚れが目立つようになるので、こまめにお手入れをして長く愛用できるようにしておきましょうね。
モールテックスの価格と再安値情報！お得に購入する方法は？
モールテックスの保護材については、最安値で4,800円ほどで販売されているようです。
ただ保護材にも種類がいろいろあるので、
高いものでは12,000円ほどする商品もみつけられました。
モールテックスを自分で塗りたい場合、初心者セットで試してみることもできますよ。
専門店でお試しセットを購入すると安いもので30,000円台、
通常なら50,000円から60,000円前後の料金が必要になる考えられます。
ただ、こちらはモールテックス加工をするために必要な材料が一通りそろっているので、
練習のつもりでやってみたいときは良いかもしれませんね。
モールテックスはホームセンターなどでは販売されていません。
なので、購入する場合は正規の取り扱い店から入手することになります。
モールテックスの顔料そのものであれば、安いもので1缶当たり300g1,600円前後で
購入することが可能です。
モールテックスのメリット・デメリットを徹底比較！
モールテックスのメリットは、「防水性が高い」「コンクリートの5倍といわれる耐久性」
「接着性が高く、いろんなものに塗れる」「デザインやカラーの種類が豊富」などがあります。
モールテックスは水を通さない・溶けないというのが特徴なので、
水場周辺に使うにはぴったり！
耐久性も高く、ひび割れすることもめったにないそうです。
そして、接着性の高さによって、下地の処理はほとんど不要で塗れるのも良いところ。
また、モールテックスは塗り方によってもおしゃれに仕上げることができるだけではなく、
元々デザインやカラーバリエーションが豊富な点も人気の理由でしょう。
一方、デメリットには「仕上げまでに時間がかかる」「施工依頼すると費用が高い」
「長持ちさせるためのメンテナンスが必須」という点があるようです。
モールテックスを仕上げるまでの流れは塗った後に乾燥し、
2回目の塗り作業後に乾燥させて研磨、保護材の塗布、乾燥というもの。
その分、業者に依頼すると費用も高くなることが予想できますよね。
仕上がった後も可能であれば毎日の軽いお手入れ、
数ヶ月に1度の本格的なお手入れ、プロによるお手入れなどが必要になるということです。
モールテックスの経年変化をレビュー！長年使用の実際とは？
モールテックスの本場はベルギーですが、
本国にあるレストランではなんと20年も前に塗布されたテーブルが
今でも問題なく使われているそうです。
しかも、お店なのでいろいろと汚れがつくこともありますが、
経年劣化によって色合いも徐々に変化したり、
シミがかえって味のあるビンテージ感を出したりしているとのこと。
また、外壁をモールテックスにしたお店や家では
風雨で汚れている様子が落ち着いた雰囲気を与え、
塗ったばかりの頃とは違った印象を与えてくれるといいます。
モールテックスは長持ちさせるために定期的なお手入れは必要ですが、
このような経年劣化による変化を楽しむことができるのも
人気の理由のひとつだそうです。
汚れもその状態にもよりますが、
たとえばダイニングテーブルも色によってはかえって油じみが魅力になることもあるようです。
まとめ
モールテックスはベルギーから輸入されている人気の左官仕上げ材で、
専門家に依頼すると費用は高いということですが、
防水性や耐久性、カラーバリエーションの豊富さなどから利用できる場所も多いのが
魅力的です。
実際に使用した方の感想や口コミなどには「使って良かった」との声がたくさんみつけられます。
価格は顔料のみであれば2,000円以下で購入できますが、
ほかにも保護材などが必要になるので初めて自分で使用する方は、
専門店でスターターキットを購入したとの声は結構みつけられました。
お店によっては講習を開催しているので、
コツなどを知るためにもそういったイベントに参加してみるのもいいかもしれませんね。
モールテックスの魅力は経年劣化により、
ますます増していくということです。
海外でも魅力的な家具や自宅を作りたいときに使用する方も多く、
たくさんの方が使っていることがわかっています。
気になる方は、一度スターターキットを試してみると良いですよ。
