七五三のお祝いとして、千歳飴をきれいな袋に入れて持った写真を撮影することがあります。おめでたくて子どもの成長を感じられる、とても素敵な写真です。そんな七五三にかかせない千歳飴ですが、いったいどんな意味があるのでしょうか。千歳飴は自分で作れるの?千歳飴の袋に描かれている絵柄にはどんな意味があるの?由来って何?千歳飴について調べてみると、いろいろなことがわかってきます。七五三で手に持った千歳飴袋には、子どものために親が思う気持ちがこめられている以外にも、どんな意味があるのかを知ってもらうためにいくつか調べてみたので、ぜひ読んでみてくださいね。お子さまの成長を喜び、幸せを祈る七五三というハレの日と千歳飴の意味など普段はあまり考えないけれど行事として行うものにも、たくさんの思いと意味があるということを理解するとますます「きちんとやっておこう」と考えることができます。
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七五三の千歳飴はどこで買う?おすすめのお店や通販サイトをご紹介
七五三の千歳飴は、シャトレーゼやイオン、一部スーパーやコンビニ、不二家などで購入することができます。シャトレーゼはケーキや洋菓子を販売していますが、やはり慶事として千歳飴を購入できるように販売している店舗もあるようです。また、イオンでは家族連れでの買い物なども多いことから、季節ごとのイベントを大切にしているので千歳飴を扱っている時期があるという口コミをみつけました。ほかには、一般的にしっかりとした入れ物に入ったものではないけれど、不二家の千歳飴を買うことができるスーパーもあるみたいですね。コンビニでは小さめの千歳飴をみつけた、との声がありました。不二家さんでも購入することができるようですが、ネット通販の方が確実に購入できるので安心できる、といった声が多かったです。ネット通販を利用するときは、Amazonや楽天市場、ヤフーショッピングでも取り扱っているお店があるといいます。
千歳飴の意味や由来を知っていますか?七五三のお祝いにかかせない縁起物の魅力
千歳飴は『細く長く、粘り強く成長してほしい思いを込めている』といわれています。千歳飴の千歳(ちとせ)という言葉は、「千年」を表しているそうです。長い千歳飴のように、「細く長く粘り強く成長して欲しい」という親の願いと想いが込められ、七五三のお祝いの縁起物になりました。千歳飴の起源は江戸時代にまでさかのぼるといわれており、当時は砂糖がとても貴重なものであったので千歳飴は七五三の祝い菓子としてすごく喜ばれたといいます。千歳飴の由来はいくつかあるようですが、いずれも縁起の良いものだというものがほとんどなので『七五三のお祝い』にふさわしいものばかりです。七五三などお祝いの内祝いにも千歳飴は人気があります。おしゃれでかわいいデザインの商品や、内祝い用にきれいに包装された千歳飴もあるのでおすすめです。
千歳飴は何本贈るのが正しい?七五三の内祝いにぴったりな千歳飴の数や種類
千歳飴の本数は、年齢によって贈る本数が違います。三歳は3本、五歳なら5本、七歳なら7本です。年の数を用意して祝うのが本来の形なので、このように年齢に合わせて千歳飴は贈ります。お祝い返し(内祝い)のときにも、お祝いした子供の歳の数を渡することが多いです。内祝い用に熨斗付きで1本ずつ密封されたものも売られているほか、箱に入ったものも売られているのでどちらが良いのかを考えて贈る必要があります。千歳飴袋は写真用のものとして見た目にも素敵なので、七五三の記念写真では必ず持って撮影することが多いです。『岩井製菓 1千歳飴2本 紅白/袋/昔ながらの一般タイプ』は、縁起のよい紅白の千歳飴を味は赤い飴が苺ミルク味、白い飴がミルク味のらせん状のラインがアクセントになっています。『岩井製菓 友禅手提げ〜プレミアム千歳飴入り〜』は、友禅染のちりめん生地を使用した千歳飴袋が特徴です。紙で作られた袋にはない高級感があって、ハレの日に華を添えることができますよ。
千歳飴袋に描かれた絵柄には意味がある?松竹梅や鶴亀などの吉祥図案を解説
千歳飴のあの長い飴、千歳飴には多い紅白に意味はあるのでしょうか。千歳飴の紅白2色は縁起の良さと見た目にもおめでたい印象があるかただといわれています。千歳飴には「長さに意味があるので食べる時に折ってはいけない」という説もあるのですが、明確に決まっているわけではありません。そのため、むしろ縁起物として食べやすく切って近所におすそ分けする、といったこともあったみたいですね。先にも書いているように、「お福分け」といって七五三の内祝いに千歳飴を贈る地方もあるそうです。基本的には「鶴亀」や「松竹梅」、「高砂の尉(じょう)と姥(うば)」などの縁起物の絵柄が千歳飴袋に描かれています。鶴は長寿、亀は知恵、松竹梅は寒い冬である季節に友とすべき3つのものという意味があるそうです。高砂の尉と姥は縁結びと夫婦和合の象徴と考えられているということです。
千歳飴は自分で作れる!簡単で美味しい手作り千歳飴のレシピとコツを紹介!
千歳飴は自分でも作ることができると知っていますか。その材料は白で水あめ30g・練乳5グラム・スキムミルク30グラム、粉糖は適用を用意しておきます。作り方は、水あめ30gを電子レンジ500Wで30秒加熱し、そこに練乳とスキムミルクを加えます。それをゴムベラで切るように混ぜていき、ひとまとまりになったらオーケー!ベーキングシートに粉糖を適量まぶしたら、粉糖の上でサッと練り直しましょう。転がして細い円柱状に成型していき、そこにさらに粉糖をまぶしたらできあがりです。赤(紅)の千歳飴を作るときは、事前に赤い粉末色素と少しの水を混ぜ合わせた色素液を作っておき、水あめをレンジで温めた後のものに少量ずつ加えて混ぜ合わせるだけです。水あめとスキムミルクが混ざると塊になってどんどん混ぜにくくなります。さっと水あめにスキムミルクを混ぜ込むように全体を混ぜるのがコツです。また、ボウルで混ぜた時点ではまだ材料が混ざりきっていません。なので、ベーキングシートの上でさっと練り直し、成型するときれいに作ることができます。
まとめ
七五三と千歳飴では、千歳飴の方が歴史が長いといわれています。千歳飴にはそれだけ子どもを思う親が多く、幸福になってほしいという祈りがこめられているということですよね。七五三でお子さまが持っている千歳飴袋は華やかなものからしっかりとした昔ながらの絵柄までいろいろとあるのですが、それぞれに意味や思いがあることが調べてみるとわかりました。「七五三も千歳飴も子どものお祝いという意味しかない」と考えている人もきっといるでしょう。千歳飴にも七五三にも昔から親が子を思う願いが由来である、といったことを理解すると「子どもと過ごせる大切な時間なのだ」と感じることができます。子どもの成長を祈ることとお祝いする気持ちを子ども自身にも感じてもらえる、そんな素晴らしい行事として七五三も千歳飴もずっと長く続いて欲しいと思いますね。